去年(2024年)の12月に米田刃物鍛冶屋さんにフクロナガサを注文。ナガサは自分にとってはこれが2本目。注文して完成するのを気長に楽しみにして待っていた頃、先日、完成の連絡が。そして手元に届いたのでブログに。
米田刃物鍛冶屋さんのフクロナガサ 7寸 秋田R型

米田刃物鍛冶屋さんに注文したのは7寸のフクロナガサ。刃厚は指定できるようですが、あまり重くなると嫌なので通常の6mm、刃長は7寸ですが少し長く、約22.5mm。フクロの付け根部分は刃厚より少し厚い8mm。

刃の先の方の形状ですが、通常のナガサではなく、秋田R型の形で制作して頂きました。ごく一般的なナガサの形とは違うのでナガサと言っていいのか自分には分かりませんが、米田刃物鍛冶屋さんのオリジナルでこれもナガサの一つの形なんだと思います。
関刃物鍛冶屋さんと米田刃物鍛冶屋さんのナガサを見比べてみる

ナガサは2本あるので見比べて見ます。上の長さは関刃物鍛冶屋さんのナガサ。
この関刃物鍛冶屋さんのナガサは罠猟を始めた4年以上前に購入したもの。西根打刃物製作所さんのナガサの刃の形状と違い、先端まで緩やかになっているのが気に入って購入しました。
止め差しには2回しか使っていませんが刺しやすく、皮剥ぎには使ったことはありませんがそのまま皮を剝ぐこともできそうな形状ですよね。実際に皮を剥ぐには長すぎて使いにくいこと確実なんで使いませんが・・・。
今回の米田刃物鍛冶屋さんのフクロナガサでも刃先の形状が緩やかな物が欲しくて秋田R型で注文したわけです。こうやって見比べて見ると止め差しには関刃物鍛冶屋さんのナガサの方が向いていそう。

秋田R型の先端。画像では緩やかにみえますが、実物を見るともう少し鋭利に感じます。
米田刃物鍛冶屋さんのフクロナガサのフクロ部分

今回のナガサはフクロで注文。一本は欲しくなるフクロ!!今までは槍として使ってたコールドスチールのブッシュマンになんの不満もないですが、使う機会があればこのフクロナガサを使いたい。刃とフクロとの付け根部分は刃厚の6mmより厚く8mmで作ってある。
これは米田刃物鍛冶屋さんに罠での止め差しにも使いたいと伝えたら厚みを増して作ってくれたみたいです。作る側からしたら刃厚も8mmにしたかったかもしれませんね。

フクロの部分には穴が開いています。これは槍にする時にビスなどを入れるようかな?と思う。
米田刃物鍛冶屋さんのナガサの鞘

鞘もカタカタと音が出にくいように作ってありました。実際に忍び猟で2回使ってみましたが、ほとんど音がしません。皮のバンドだけではなく、ちゃんとした紐も通してあるので自分はそっちを腰に結んで使っています。
自分は実は剣鉈とか大好きで、一人で山に入る時は必ず腰に付けます。山に入る前にナガサを腰に付けると気が引き締まると言うか、今から山で狩猟をするぞって気持ちになるのも好なんですよね。猟期が終わったら鞘も自分で1つ作って見ようと思っています。
山でどんどん使っていこうと思う
一人で山に入る時は必ずナガサを腰に付けえて入るのでこれからはこの2本を使い分けながら使っていこうと思う。少し余裕ができたらもう一本作ってもらいたいなぁ。